【セレクトショップの店長】上司、部下からの板挟み、新任店長の落とし穴。自己犠牲を捨てて他社に助けを求めよ。

【セレクトショップの店長】上司、部下からの板挟み、新任店長の落とし穴。自己犠牲を捨てて他社に助けを求めよ。

【性別】男性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
25歳頃

【当時の職業】
セレクトショップの店長

【当時の住まい】
都内、当時の彼女と賃貸アパートで二人暮らし

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
転職して、同じ業種の別の職場で働いている





【就職のきっかけと経緯】
当時、原宿にあるその店舗に通っていて、取扱されている海外のセレクトブランドに惹かれて入社しました。
将来的にはバイヤーを目指してアルバイトからスタートし販売の職に就きました。

【環境と仕事内容】
店舗での接客販売、売上予算、仕入予算、シフト管理、イベントの企画立案・実施、スタッフのマネジメント。
メンズ・レディースの自社商品とインポートブランドを取り扱い。
坪数約45坪、3階建て、スタッフ数8〜10名
メインの客層は20代後半〜30代後半、メンズ:レディース = 7:3
年間休日108日と少なく、有休は全く取れない環境
給与は手取りで20万程度
寮制度はあるが原則地方出身者のみに適応される、もしくは会社に交渉次第で寮制度適用になったスタッフも居たりと制度が曖昧だった。

【大変だった時期】
勤続4年を迎えたタイミングで店長に就任し、店舗を任されるようになったあたりから。




【大変だったこと】
当時、私が店長になった時は直属の上司にバイヤーが居て、週に2,3回店舗に入られていたのですが、店長である私を差し置いてスタッフに色んな指示出しがあり、店長がお飾り店長と化すケースが多かった。
多くのスタッフが店長よりも上の存在のバイヤーの意見に従う形となり、店長の権威というものが一切なかった。
またそのバイヤーの教えが営業中に店長が事務作業をすることを許さない考え方で、常に店頭に出ざる得なかったため、店長業務の事務作業は営業終了後に残業してやっていた。
その際の残業も残業申請を出来る社風になく、完全なる無賃残業で毎日帰宅時間が終電近くなっていた。
また社販に関しても半強制的に店舗の商品を買わされる風潮があり、元の値段の半分近い価格で買えるものの出費額は毎月5万円程度かかってしまった。

【大変だった期間】
勤続8年を迎えた頃まで約5年間続きました。




【当時の心境】
毎朝とにかく出勤するのが憂鬱だった。
当時同棲していた彼女(後の妻)に毎朝励まされてなんとか出勤していた感じでした。
またバイヤーが出勤の日は常に緊張した状態で出勤しストレスを感じていた。
ただ将来的にバイヤー職をやりたい気持ちもあったのでなんとか続けていた。

【職場が大変だった原因】
バイヤーという直属上司の過剰な関与。
またそれを受け入れながら自ら行動できていなかった自分自身の未熟さ。
年間休日や有休取得、残業時間についての会社の考え方。




【仕事で良かったこと】
店舗独自のイベントを企画・実施したこと。
またそのイベント企画を通じて社外の方と交流を持て、新たな知見を得られたこと。
様々なイベントを繰り返すうちにイベント企画の進め方や効率の良い運営方法、社外交渉のノウハウを得ることが出来た。




【特にひどかった最悪の出来事】
最初の店舗での店長時に自身の意見がスタッフにも上司にも受け入れられず、孤立していたことです。
いくら自分がこうしたいと意見を出しても直属上司に全否定をされ実行できず、私が休みの時に他スタッフに直属上司からの支持を出されて、売場がガラっと変わっていたり、店舗に新たなルールを作られたりしていた。
そんな中、月1の店内ミーティングにも直属上司が顔を出し、私の発言を他のスタッフの前で全否定されたりもした。
私としては前日までにその店内ミーティングに向けて数字を出したり、資料を作成し準備して臨んでいたが直属上司の意見で全て覆されてしまうのは本当に辛かった。
またそんな私を助けてくれる人もすぐ近くには居なかった。




【相談した人・助けてくれた人】
すぐ近くには居なかったが本部の方に話を聞いてくれるみんなのお兄さん的な存在の方が居て、その方に私と直属上司との関係について相談することはあった。
その方も店長職の際同じような経験をされており、自ら愚痴をこぼさない私を気にかけて積極的に話を聞いてくれたことが心の救いになった。

【改善のための行動】
まず上司の言う事を理解しようとした。
自分が我慢すれば良いと他のスタッフには日中の事務作業の負担はかけず、自身がサービス残業をすることで解消しようとした。
但し、結果それが逆効果であったことに後になって気づいた。
スタッフは私が自己犠牲をしようとそれをスタッフの為とは思ってくれていなかった。
むしろ余裕のない店長の背中を見せることが、スタッフに店長になりたくないという考えを抱かせたり、指示待ちスタッフを量産することになってしまった。




【現在の状況と心境の変化】
あれから約8年ほど経ちました。
過剰に干渉されていた都内店舗から地方店舗に異動することになり、私の店長としての働き方がガラッと変わりました。
都内店にいた際は、上司の反応を見ながら自分の考えを抑えながらスタッフに伝えていましたが、地方に異動してからは100%私の考えをスタッフに落とし込めるようになり、初めてちゃんと店長としての仕事が出来ていると実感が出来るようになりました。
また100%の自己犠牲の考え方を辞め、スタッフにも自分の仕事を手渡していき、後の店長候補を育成するというのが、私の一番の目標となりました。
またその7年後、現在住んでいる関東に戻ってきて、さらに働き方は変わっています。
とにかく無駄な残業、サービス残業は絶対にしないと決め、プライベートの時間をしっかりと持てるように過ごしています。

【学んだこと】
一人で悩まず周りのスタッフを頼りにすること。
自分一人の力は非常に小さいので、多くのスタッフに助けてもらうことで何とかやっていけるという自覚を持つこと。
また仕事だけに人生を捧げないことを学びました。



【当時の自分へのアドバイス】
直属の上司であるそのバイヤーの方はお店の為、あなた(当時の自分)のためにアドバイスしてくれていることをしっかりと受け止めましょう。
あなたは色んなダメ出しを受けて思考停止しているかもしれませんが、考えが浅いことも事実です。
それをまず受け止めてもう一度考え抜いてください。
また、あなたの発想は浅いです。
みんなの意見を聞きましょう。
自分より下だと思っている人々の意見の中にとても良いアイデアがあります。
あなたよりみんなの方が良いアイデアを持ってますよ。
それをまとめるのがあなたの仕事です。